About us


国際都市の那覇から独自の視点に立って現代の音楽を世界に向けて発信していくアンサンブル。命名は作曲家 西村朗 氏による。メンバーは地元にゆかりのある演奏家で構成されている。2022年始動。

アンサンブル那覇代表:土井智恵子(作曲家)

ミュージック・アドバイザー:西村朗


活動目的

1)那覇の、素晴らしい演奏家に創造的な活動の場を提供すること

2)現代の新しい楽曲が積極的に演奏され、共に創造していくこと

3)琉球の伝統音楽を今日に創造的に活かす試みを行っていくこと

4)今日の創造的な取り組みを県民の方をはじめ、世界の多くの方々に広く知っていただくこと

           

Composer

土井  智恵子 Chieko Doi

京都府生まれ。6歳よりピアノ、17歳より作曲を始める。2001年、相愛大学音楽学部作曲学科作曲専攻卒業。翌年、同大学音楽専攻科作曲専攻修了。2004年、東京音楽大学大学院音楽研究科作曲指揮専攻作曲芸術音楽コースへ給費奨学生として入学。翌年、特待奨学生として在籍。2006年、首席で修了。同年秋よりハノーファー音楽演劇大学(独)現Hochschule für Musik, Theater und Medien Hannoverのソロクラスにおいてヨハネス・シェルホルンJohannes Schöllhorn氏に師事。2008年秋、ディプロマを取得。2013年エリザベト音楽大学大学院博士後期課程満期退学、2017年博士号取得。これまでに大塚晃一、山田光生、松村禎三、筒井康博、西村朗、細川俊夫、湯浅譲二、伴谷晃二の各氏に師事。現在、沖縄県立芸術大学 准教授。日本現代音楽協会会員。

Music Advisor

西村  朗 Akira Nishimura

大阪市に生まれる。東京芸術大学卒業。同大学院終了。西洋の現代作曲技法を学ぶ一方で、在学中よりアジアの伝統音楽、宗教、美学、宇宙観等に強い関心を抱き、そこから導いたヘテロフォニーなどのコンセプトにより、今日まで多数の作品を発表。日本音楽コンクール作曲部門第1位(1974)、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞(1977・ブリュッセル)、ルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞(1977・ミラノ)、尾高賞(1988・1992・1993・2008・2011)、中島健蔵音楽賞(1990)、京都音楽賞[実践部門賞](1991)、日本現代芸術振興賞(1994)、エクソンモービル音楽賞(2001)、第3回別宮賞(2002)、第36回(2004年度)サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞(2005)等を受賞し、2013年紫綬褒章を授与される。この他に、02年度芸術祭大賞に「アルディッティSQプレイズ西村朗『西村朗作品集5』」が、05年度芸術祭優秀賞に「メタモルフォーシス・西村朗室内交響曲」が選ばれる。1993~94年、オーケストラ・アンサンブル金沢、1994~97年、東京交響楽団の各コンポーザー・イン・レジデンス。2000年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督を務める他、2010年草津夏期国際フェスティヴァルの音楽監督に就任。2007年東京オペラシティ「コンポジアム2007」のテーマ作曲家となり、ピアノ、室内楽、管弦楽作品が演奏され、武満徹作曲賞の審査委員を務め話題となる。放送の分野でも活躍の場を広げ、2003年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、2009年よりNHK-Eテレ「N響アワー」の司会を3年間務める。また、2015年4月からは、再度NHK-FM「現代の音楽」の解説を務める。

近年海外においては、ウルティマ現代音楽祭(オスロ)、「ノルマンディの10月」音楽祭(ルーアン)、アルディッティ弦楽四重奏団、クロノス・カルテット、ELISION、ハノーヴァー現代音楽協会、ラジオ・フランス等から新作の委嘱を受ける他、ウィーン・モデルン音楽祭、「ワルシャワの秋」現代音楽祭、MUSICA・ストラスブール音楽祭、ブリスベイン音楽祭等において作品が演奏されている。この他、2009年ガウディアムス(アムステルダム)国際作曲コンクールの審査委員を務め、音楽週間において作品が演奏される。
現在、東京音楽大学教授。

(c)東京オペラシティ文化財団/撮影: 大窪道治

(c)Tokyo Opera City Cultural Foundation/Photo:Michiharu Okubo

Artist

琉球古典音楽(歌三線)

山内  昌也 Masaya Yamauchi

沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学卒業。同大学院修了。琉球新報社主催琉球古典芸能コンクール最高賞を大学3年次に受賞する。近年は、琉球古典音楽の演奏表現空間研究を盛んに行っており、琉球伝統芸能「美の世界」シリーズでは、「1×1」(歌三線1名×琉球舞踊1名)による表現を行っている。 現在、沖縄県立芸術大学教授。琉球古典音楽湛水流・野村流師範。沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統音楽湛水流」保持者。一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室代表理事。

ピアノ

新崎  誠実 Narumi  Arasaki

ドビュッシーを中心としたフランス近代作品をライフワークとし、他分野とのコラボ企画、作品創作・ステージ演出などを数多く手掛ける。沖縄県立芸術大学、パリ地方音楽院(現CRR-Paris)最高過程修了。デュプロム取得。第11回おきでんシュガーホール新人演奏会グランプリ受賞や、第38回クロード・カーン国際ピアノコンクール(フランス)第1位、あわせてフォーレ作曲家特別賞受賞など、その他国内外コンクール等で優勝、上位入賞を果たす。 2013年度沖縄タイムス芸術選賞洋楽部門にて奨励賞授賞。 (一財)地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。沖縄県立芸術大学非常勤講師。1st CD『ドビュッシーへの誘い』発売中。

ヴァイオリン

岡田  光樹    Mitsuki Okada

東京藝術大学卒業。英国王立音楽院(RAM)修了。同音楽院よりスカラシップ及び特別賞を授与される。C.フレッシュの高弟であった、E.グリュンベルクに師事し、フランコ・ベルギー派の奏法について薫陶を受ける。帰国後は各地の主要オーケストラのコンサートマスターとして多数客演。リサイタルや室内楽の他、録音ではファウエム・ミュージックより4タイトルをリリース。同時にナクソスからグローバル配信されている。これらの演奏は、「音楽の友」「レコード芸術」等主要音楽誌上で「異能のヴァイオリニスト」「貴重な個性、貴重な一個の精神」等と論評され高評を得る。現在、沖縄県立芸術大学教授。学長補佐。

チェロ

林 裕 Yutaka  Hayashi

東京芸術大学を卒業。日本音楽コンクール第一位、黒柳賞を受賞。アフィニス文化財団、ローム音楽財団の奨学生として、フライブルク音楽大学院を首席修了。青山音楽賞、松方ホール音楽賞大賞、大阪文化祭賞グランプリ、文化庁芸術祭優秀賞等を受賞。兵庫県芸術文化センターシリーズの年間支持率No.1になった。CD「SOLO ist」にシュタルケルが賛辞を寄せた他、レコード芸術の特選盤になった。元大フィル首席奏者。いずみシンフォニエッタ大阪のメンバー。泉の森コンクール、全日本学生コンクール審査員。元相愛大学准教授、神戸女学院大学講師、沖縄県立芸術大学教授。セルヴェ協会名誉会員。

パーカッション

屋比久  理夏 Rika Yabiku

沖縄県立芸術大学卒業。同大学大学院音楽芸術研究科修了。世界マリンバフェスティバルin吹田 第1回日本マリンバコンクール ソロC部門(18歳以上)第3位入賞。第15回日本打楽器協会主催新人オーディション入賞。第5回おきでんシュガーホール新人オーディション優秀賞。

フリーランスの打楽器奏者としての活動を経て2015年より沖縄県立芸術大学にて後進の指導にあたる。現在、沖縄県立芸術大学准教授、沖縄県立開邦高等学校非常勤講師、Percussion Performance Group MARIMVISTA代表、西日本打楽器協会沖縄地区理事。

琉球舞踊

阿嘉  修 Osamu Aka

沖縄県立芸術大学、同大学院修了。玉城流翠扇会師範。金城清一に師事。沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。組踊、舞踊で数々の舞台に出演。

NHK 美の壺 「沖縄の風をはらむ 芭蕉布(ばしょうふ)」、NHK「沖縄の歌と踊り」、NHK「にっぽんの芸能~沖縄の心~」に出演。

組踊作品の振付も多く手掛け、これまでに振り付けた作品は、「さかさま『執心鐘入』」、喜劇「 ぺーちんの恋人」、組踊版 「さるかに合戦」、新作組踊「サシバの契り」、新作組踊 「春時雨」などがある。

現在、沖縄県立芸術大学 准教授。